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2019.11.22
■序文
親知らずは、10代後半から20代にかけて生えてくる永久歯です。虫歯や歯周病の炎症など、様々なお口トラブルを引き起こすきっかけにもなり、日常生活に悪影響を及ぼすケースもございます。今回は親知らずの様々な症状や難しい症例について、現在抜歯すべきかどうかお悩みの方にも分かりやすくご紹介いたします。
■親知らずに関してこのようなお悩みはありませんか?
・奥歯の歯ぐきが腫れている
・親知らずの痛みが続いている
・親知らずが欠けてしまった
・顎や頬が腫れており口を開けづらい
・食事中や話している時に頬や歯ぐきを噛んでしまう
・親知らずの一部分だけ見えているが完全に生えてこない
・口を大きく開けようとすると顎が痛む
■親知らずを抜歯した方が良い理由
1.虫歯や歯周病のリスクが高まる
親知らずは奥歯のさらに奥の部分に生えています。歯ブラシが届きにくく、磨き残しが増えてしまうことから、虫歯や歯周病にかかるリスクが高まるため、注意が必要です。
2.歯並びや咬み合わせが悪くなる
親知らずが斜めに生えている場合は、手前の歯を強い力で押すような状態となり、歯並びが徐々に悪くなる原因になります。それと同時に咬み合わせのバランスも乱れ、顎関節症を発症するリスクも高まります。
3.歯茎が腫れて痛むことがある
生えかけの親知らずは、歯と歯ぐきの間に隙間を作るのが特徴です。隙間から細菌が侵入すると、智歯周囲炎と呼ばれる炎症が起こり、歯ぐきの腫れや痛みの原因になります。
4.口腔内を傷つけてしまう
親知らずは噛み合わなければ突出していきます。もう片方の歯ぐきや頬を噛みやすくなり、傷ついた粘膜の部分から炎症が起こりやすくなるのです。
5.神経が麻痺する危険性
珍しい症例として、親知らずが下顎を通る神経を圧迫するケースがあります。唇や舌の感覚が麻痺し、味覚障害を引き起こす可能性も。治癒には1~2年以上かかることもあり、慎重な経過観察が必要です。
■難しい親知らずのケース「水平埋伏歯」
水平埋伏歯とは、歯ぐきや骨の下に、横向き(水平)の状態で埋まっている親知らずのことです。抜歯には、歯ぐきの切開や骨の一部を削るなど、外科手術が必要となる症例がほとんどです。神経や血管に近い位置に生えていることから、一度に抜かず、歯を分割しながら抜歯することもあります。手術という言葉を聞いて、不安になる患者様もいらっしゃるかもしれませんが、十分に麻酔を効かせておりますので、手術時の痛みはほとんどありません。術後の経過に関してもサポートいたしますので、どうぞご安心ください。
■口腔外科出身の院長がいるからこその強み
親知らずの抜歯は高度な技術が必要になるため、地域の歯科医院では対応が難しく、設備が充実した大学病院を紹介されるケースも増えています。当院の院長は、口腔外科を専攻に学んでいた経緯があり、親知らずを含めた口腔内の外科手術の経験や、豊富な専門知識をもとにした治療が可能です。だからこそ、難しい症例にもできるだけ院内で対応し、患者様が抱えるお悩みに寄り添うことができます。
■まとめ
親知らずは、虫歯や歯周病などの様々なお口トラブルの原因となり、健康な生活を妨げるきっかけになります。「奥歯が痛くて顔が腫れている」「奥歯を磨けていないような気がする」など、親知らずが関係するお悩みや違和感を放置せず、できるだけ早く当院をご利用ください。専用の検査機器を取り揃えたうえでの正確な診査・診断を心がけ、患者様の症例に合わせた適切な治療を徹底しております。他院では治療が難しいと言われてしまっても、当院で対応できる症例もございます。親知らずに関するお悩みやご不明点は、何でもご相談ください。
下高井戸駅より徒歩1分の下高井戸こたく歯科医院
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